

ベガーズ・バンケットは、英国を代表するインディペンデント・レーベルであり、70年代のパンク・ムーヴメントの時代から現在に至るまで、世界中のさまざまな優れたアーティストを発掘・紹介し続けてきた。
ベガーズ・バンケットは1977年に設立されている。パンク・ムーヴメントの到来とともに、それまでの大手音楽資本主導ではなく、アーティストや音楽ファンの側に立った新しい秩序が生まれつつあった。インディペンデント・レーベルの登場はそうした流れの中にあり、ベガーズ・バンケットはその中心的存在として英国の音楽シーンを大きく変えていったのである。
ベガーズ・バンケットの名を知らしめたのは初期エレクトロニク・ポップのアイコン、ゲイリー・ニューマンのチューブウエイ・アーミーの大成功だった。その後もバウハウス、カルト、ゴー・ビトゥイーンズ、ザ・フォール、シャーラタンズといったアーティストを送り出してきた。さらに1980年の4ADを始め、傘下にさまざまな個性的レーベルを設立。現在では4AD、XLレコーディングス、マントラ、マタドール、モ・ワックス、ウィージャ、ベガーズ・バンケットUSAと、それぞれ強固なカラーをもったレーベルがベガーズ・バンケット・グループを形成し、新鮮で良質な音楽を作り出している。
パンク/ニュー・ウエイヴに始まり、アシッド・ハウス、マッドチェスター、グランジ/オルタナティヴ、ブレイクビーツ・テクノなどさまざまにシーンが移り変わる中、ベガーズは常に中心的存在であり続けた。次代の音楽シーンの鍵は、常にベガーズ・バンケットが握っている。
2007年5月、4ADのレーベル傘下に吸収される。

